日本第一号のメダリストは、母であり、妻であり、
そしてトップアスリートの『谷亮子選手』。
“ママでも金”は達成することはできませんでしたが、
見事な“銅メダル”!
本当におめでとうございます!
そして勇気と“ママでもがんばればできる!”ということを
示してくださり、ありがとうございます。
さて、北京オリンピックをちょっと違った視点で
楽しむためのを情報を…ということで、
アスリートの試合当日の食事について
ご紹介したいと思います。
一昔前は、『敵に勝つ!』とゲンを担いで
“ステーキ”や“トンカツ”を食べる選手もいましたが、
最近はスポーツ栄養学のノウハウを実践している
アスリートが増えています。
そのコツは、
- 1. 胃内停滞時間を考慮して食べ物を選ぶ!
⇒油っこいものは胃内停滞時間長いので
揚げ物などは控える。 - 2. 生ものは控える
⇒試合前の緊張から普段に比べ、
消化吸収能力が低下していることも多いので、
お刺身や生肉などは控える。 - 3. 運動中のエネルギー源の確保
⇒マラソンや長距離などの持久系種目、
100mや砲丸投げなどの瞬発系種目、
サッカーやバレーボールなど、
持久力と瞬発力を必要とするボールゲーム、
柔道や重量挙げなどの階級がある種目や
新体操などの客観的評価があり
ウエイトコントロールが伴う種目…など、
日頃の食事はやや異なりますが、
試合当日は、運動中の主なエネルギー源となる
炭水化物(糖質)をどの選手も確保しておくことが
重要になります。
ただ、マラソン選手のように、試合数日前から
炭水化物中心の食事を行う“カーボローディング”は
競技時間の短い種目では必要ありません。 - 4. 食べ慣れたものを食べる
⇒試合当日だからといって、特別なものを食べる
必要はありません。
普段から食べ慣れているものを
試合までの時間を考慮して食べることが大切です。 - 5. 水分補給も忘れずに!
⇒“少量頻回”の水分補給を行います。
その他にも個々人によって細かな調整が生じますが、
大まかには上記のことを考慮して選手達は
食事をとっています。
(イラストで試合日の食事がご覧になりたい方はこちら)
私がトップアスリートの食事サポートを行う際には、
メニューのコーディネートはもちろんのこと、
オレンジやグレープフルーツなど、
水分と糖分が同時に補給できる果物などを
食べ易い形にカットして提供しています。
一人でも多くのアスリートが
ベストコンディションで戦えるように、
これからも“スポーツ栄養”と礎となる“食育”を
広めていきたいと思います。
☆ルミ☆
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