2008年8月1日金曜日

“地域食”~山梨県身延町と市川三郷町~

北京オリンピック開幕まであと8日。
入村した選手たちも増えてきていますね。
先ほど栄養士の知人が「明日から北京へ行く」と
連絡をくれました。選手村にも入るそうなので、
後日、話を伺ってみたいと思います。
さてさて、昨日は山梨県へ行ってきました。
山梨というと、中学時代、
バスケットボールの全国大会で
河口湖を訪れたことを思い出します。
初の全国大会出場に
選手よりも心躍らせていた親たち。
私の両親も含め、親達はハチマキをつけ、
太鼓を叩きながら声援を送ってくれました。
ちょっと恥ずかしい気もしましたが、
やはり、応援してもらえたことは嬉しく、
今ではいい思い出です。
ちなみに、結果は予選リーグ敗退。
全国の壁は厚かったです。。。
さて、前置きが長くなりましたが、
昨日は経済産業省関東経済産業局&
中小企業基盤整備機構関東支部が管轄する
『農商工連携発掘キャラバン』の隊員として
山梨県の南巨摩郡身延町と、
西八代郡市川三郷町へ行きました。
今回ナビゲーターを務めてくださったのは、
山梨県商工労働部の田中さんと内藤さん
山梨県商工会連合会の望月さん、
市川三郷町商工会の西山さんと今村さんです。
その他、キャラバン隊員の(株)玄の政所さん、
中小企業基盤整備機構の鈴木さんと池田さん、
関東経済産業局の樫村さん、
そして私の大所帯でGo!
まず初めに訪れたのが、
ゆば工房『五大』。
望月社長と奥様がゆばの製造工程や
“ゆば”にかける想いを語ってくださいました。
写真の通り、“ゆば”を掬いあげるのは
すべて手仕事。一枚一枚、“ゆば”の張りや
表面の様子を確認しながら熟練の勘と技で
すくいあげていきます。
ゆばや原料となる豆乳、あるいはおからを
使ったお菓子も製造販売されていました。
いくつか試食させていただきましたが、
クッキーがとても美味でした。
もちろん、できたての“ゆば”も最高!!
ほのかな豆乳の香りと、柔らかいけど
しっかり歯ごたえのある“ゆば”に
ワサビ醤油をかけて、一口。
“う~ん、幸せ!”和食文化の日本に
生まれたことに感謝したくなりました。
引き続き、尋ねたのが『身延山久遠寺』。
間もなく復元する五十塔は、
日本で4番目に高い五十塔だそうです。
そして、またまた“ゆば”を製造販売する場所、
『みのぶゆばの里』に。
こちらでは、ゆば尽くしの“ゆば定食(800円)”を
いただきました。
他にも、ご飯の上にたっぷりのゆばが
盛られた“ゆば丼”などがありましたよ。
次に訪れたのは、市川三郷町。
余談ですが、歌舞伎の初代 市川団十郎さんは
この地のご出身だとか。。。
出身地を芸名に使うとは、ステキですね。
ここでは、桑茶の製造販売を行っている
“桑郷”を訪ねました。

こちらのご主人は、もともとは神奈川に
お住まいだったそうですが、
「四尾連湖(しびれこ)」に魅せられ、
この地で桑茶の製造販売を開始したそうです。
現在は娘夫婦も手伝ってらっしゃります。
桑の葉というと、絹を産生する“蚕(かいこ)”の餌
というイメージが強いかもしれませんが、
お茶としても活用されています。
また、桑の枝は工芸品(クラフト)としての
利用価値が高いといいます。
一つで三度もおいしい地域資源ですが、
最近では蚕を飼っている家は少なく、
さらに後継者がいないという問題などから
手入れされていない桑の木もたくさんあるそうです。
その眠った資源や、癒しの空間ともいえる
四尾連湖周辺を上手に活用しながら、
再び、この地が活性化してくれれば…と思いました。
同席していた70代の桑葉生産者の方が、
日焼けした肌に何本も深い皺が入った顔を
クシャッとさせて、
「ときどき桑葉摘みを孫にも手伝ってもらうんじゃよ」と
語った時の笑顔がとても印象的でした。
地域が元気になる仕組みづくりに
少しでもお役に立てるよう努めたいと思います。
関係者の皆さん、ナビゲーションありがとうございました。
☆ルミ☆

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